木下良子は一人暮らしのアパートで、在宅で仕事をしている。ある日良子は青紫色の実を拾う。実の存在が良子に影響をもたらしたのか、あるいは潜在的に内に秘めていた欲望か、良子は他者との身体的な接触を求め、その欲望にかられる。良子の衝動に伴うかのように実は変化していき、徐々に実の存在に囚われていく。